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田代池は湧水が集まった池で浅く澄んでいる。 田代池から道が二つに分かれている。どちらも田代橋に行きつくが、木道を選ぶ。 こちらは湿地の原があって穂高連峰の眺めがあるだろうと想像して選んだが、湿地は干上がっており、ひたすら林の中を歩くのみで眺めは悪い。もう一方の梓川コースを選べば良かったかな、と後悔する。
田代橋で梓川の川原に下りて昼食休憩をとる。川の水は冷たく澄んでいる。梓川沿いにホテルの前を通り対岸の六百山を眺めながら歩く。この風景はウエストンが好んだ風景だそうだ。
気が付くとウエストンの碑は見過ごしてしまったらしい。引き返すと道幅が広くなった崖の所にウエストンのレリーフが埋め込まれていた。
西穂高登山を終えたらしい学生の団体が埃を巻き上げながら追い抜いて行った。たまらず川沿いの道に避難する。道路沿いの植物も白っぽくなっていた。
河童橋に到着。川原で穂高連峰を眺めながら休憩をとる。バスターミナルに15時10分に集合して宿へ向かう。