第3章 作成したファイルを管理する

[前ページへ]
3−3.基本操作
 (1)フロッピーディスクのフォーマット
図3−4フォーマット
 買いたての未フォーマットのフロッピーディスクはフォーマットしないと使えません。フロッピーディスクをドライブに挿入して、エクスプローラの左側欄で3.5インチFD(A:)をクリックし、出てくるウインドで「フォーマット」をクリックし、さらに出てくるウインドで「容量」を選択し(フロッピーが2HDの場合:1.44MB、2DDの場合:720kB)、「スタート」をクリックする(図3−4)。フォーマットするとデータは全て失われてしまうので、必要なデータの入っているディスクはフォーマットしないようにしましょう。

 (2)フォルダの作成
 書庫(ディスク)の中にどんどんファイルを保存することも出来ますが、書庫の中をフォルダで区切ってファイルを保存すると後で探したり整理するのに便利です。

 それでは、フロッピーディスクにフォルダを作る手順を紹介します。

1. エクスプローラの左側欄で「3.5インチFD(A:)」を選択状態にします(クリックする)。(図3−5)
2. メニューバーの「ファイル」をクリックし「新規作成」−「フォルダ」をクリックする。(図3−6)
3. 右側欄に「新しいフォルダ」が文字記入状態になっているので、キーボードでフォルダに付ける名称を記入する(例えば test10 など)。名称には日本語も使えますが、将来ホームページを持ちたいと考えている方は、半角英数字にしておきましょう(ファイル名についても)。(図3−7)
図3−5図3−6図3−7

 任意のフォルダやハードディスクにフォルダを作成する場合は、上記1項でフォルダやハードディスク(C:)を選択します。

 (3)ファイルのコピー・移動・削除
 第1章の1−4項で保存した test.txt というファイルをフロッピーディスクの test10 というフォルダにコピーします。(フロッピーディスクはドライブに挿入しておきます。)
 
1.左側欄の「デスクトップ」をクリックすると、右側欄にデスクトップにあるファイルが表示されます。(図3−8)この操作を、フォルダを開くといいます。
2.右側欄で test.txt をクリックし、出てくるメニューの「コピー」をクリックします。(図3−9)
3.左側欄の3.5インチFD(A:)の test10 フォルダをクリックし、出てくるメニューの「貼り付け」をクリックします。(図3−10)
4.左側欄の test10 をクリックして、右側欄に test.txt があることを確認します。
図3−8図3−9図3−10
 移動は上記2.項で「コピー」の代わりに「切り取り」をクリックし、3.項まで実施します。

 削除は上記2.項で「削除」をクリックします。すると「ファイルの削除の確認」ボックスが表示されるので「はい」をクリックすれば元の場所から「ごみ箱」に移動します。
 この状態は不要なファイルが「ごみ箱」フォルダに移動しただけですので、ハードディスクの空き容量は増えません。「ごみ箱」を開き削除したファイルをクリックし出てくるメニューの「元に戻す」をクリックすれば、削除したファイルが復活します。(但しフロッピーディスクのような取り外し可能なディスクではごみ箱を経由せず直接削除されますので復活はできません。

 (4)ファイルやフォルダの複数選択
 複数のファイルやフォルダが選択された状態で、選択個所をクリックすれば(3)の2.項以下で、一度にコピー・移動・削除ができます。

 複数の選択方法は次の通りです。

1.フォルダ内の全てのフォルダとファイルを選択する。
当該フォルダを開き、メニューバーの「編集」−「全て選択」をクリックする。
2.フォルダ内の連続したフォルダとファイルを選択する。
右側欄で連続したフォルダやファイルの最初のものをクリックし、最後のものを「Shift」を押しながらクリックする。
3.フォルダ内で飛び飛びに選択する。
右側欄で「Ctrl」を押しながらクリックする。

 (5)ファイルの検索
 メニューバーの「ツール」−「検索」−「ファイルやフォルダ」をクリックして出てくるダイアログボックスで、各タブをクリックして条件を設定しての検索ができます。その主なものは次のとおりです。
1.「名前と場所」タブをクリックしてファイル名を記入し検索する。
ファイル名は分かっているがどこに行ったか分からない時便利。
2.「日付」タブをクリックして日付を指定して検索する。
ファイル名を忘れてしまったが作成日付はほぼわかっている時便利。
3.「その他」タブをクリックして「含まれる文字列」に文字を入れて検索する。
パソコンについて書いたはずだ、というような時便利。ただしこの検索はファイルの中まで調べるので時間がかかるから、できるだけファイルの種類を限定したり、探す場所を特定のフォルダにして検索範囲を限定しましょう。

[目次へ]


[次ページへ]