第1章 パソコンと仲良くする

 

1−1.はじめに

図1−1 マンマシンインターフェイス
 パソコンは何でもできる魔法の箱と思っていませんか?実はそうなんです。でもそうなるには、パソコンと仲良くならないとだめですね。何でもできるからといって、あれもやってくれ、これもやってくれといっても何もやってくれません。自分の意思を明確にパソコンに伝え、パソコンの反応を注意深く観察することが重要です。そのための道具が図1−1の3つです。
 「マウス」で表示装置上の文字や記号を操作して自分の意思をパソコンに伝えます。「キーボード」は主に文字を入力します。パソコンの反応は「ディスプレイ(表示装置)」に現れます。

1−2.マウスを使う

 マウスは一番良く使う道具ですね。マウスの操作は次の3つです。
  1. クリック:ボタンを軽く叩く
  2. ダブルクリック:ボタンを軽く2回叩く
  3. ドラッグ:ボタンを押したままマウスを動かす
 マウスを操作するときは、持ち方が一番重要ですね。ダブルクリックが上手くできない方は持ち方に問題があります。マウスを持つのにマウスの上に手を載せてはいけません。

正しいマウスの持ち方

  1. 手のひらと手首の境をテーブルに置き手を支えます。
  2. 手のひらでトンネルを作り、その中にマウスを入れます。
  3. マウスを親指と小指または薬指で挟みます。
  4. 人差し指と中指はマウスの左右のボタンの上に置きます。
  5. 手の重量をマウスに掛けないことがポイントです。

マウスの動かし方

  1. 大きく動かすときは腕で動かします。
  2. 微妙に動かすときは手のひらと手首の境をテーブルに固定します。
  3. 横方向はバイバイの要領で手首を動かします。
  4. 上下方向は親指と小指を曲げたり伸ばしたりします。

クリックの仕方

  1. クリックはボタンを押すのではなく、指の先でボタンを軽く叩く感じです。
  2. ダブルクリックは、すばやく2回叩きます。
  3. いずれの時も手のひらと手首の境がテーブルに固定されて、手の重さがマウスに掛かっていないことが重要です。
 マウスをさらに使いこなすには、自分に合った設定をしてみましょう。設定方法はここをクリックして下さい。

1−3.キーボードを使う

 キーボードは元々、英数字を入力するもので、キーに刻印してある文字が入力されるものです。日本語を入力する場合はローマ字で入力するとひらがなで表示され、「変換」操作で漢字かな混じり文に変換されます。(日本語入力については第2章で詳しく述べます。)
図1−2.キーの刻印と文字入力
!
1
~
0
-
^
 ここでは、一つのキーが二つの文字に対応していることを理解しておきましょう。すなわちそのまま押した時と、[Shift]キーを押しながら押した時で異なる文字を入力できることです。例えば、[1]キーを押すと「1」が入力され、[Shift]キーを押しながら押した時は「!」が入力されます。英字キーは押すと小文字が入力され、[Shift]を押しながら押すと大文字が入力されます。
 しかし、刻印された文字が入力されないものもあります。ホームページのアドレスに使われている「~」です。図の真ん中のキーを[Shift]と同時に押しても入力できません。図の右側のキーを[Shift]を押しながら押すと入力されます。不思議ですね。その他のキーも確認しておきましょう。入力されない記号がいくつかありますね。

1−4.ディスプレイを確認する

 インターネットでホームページを閲覧している時、なんだか動作が遅いなと思うことはありませんか。そんな時画面の下のタスクバーを見てみましょう。(図1−3)

図1−3 タスクバー
 ここには今動作しているプログラムが表示されています。ここに沢山のインターネットエクスプローラが表示されていませんか。クリックすると最前面に現れます。不要なものは閉じておきましょう。プログラムは最小限のものだけが動作しているようにして下さい。それが快適にパソコンを使うコツです。
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