5.HTMLの基礎知識

5.1 HTMLファイルの構造
5.2 基本タグの説明
5.3 必要最小限のタグ
 5.3.1 ページ全体に関するもの (色の説明あり)
 5.3.2 文字に関するもの
 5.3.3 配置に関するもの
 5.3.4 リンクに関するもの
 5.3.5 画像に関するもの
 5.3.6 TABLEタグについて
 

5.1 HTMLファイルの構造

 ホームページの実体は、各種のファイルであり、それをブラウザで開くことによってモニタ上に表示され目に見えるようになります。
 そのファイルの中で主体をなすものがHTMLファイルです。HTMLファイルを作成することがすなわちホームページを作ることです。

 HTMLファイルの実体は、テキストファイルです。従って特別のソフトは不要で、メモ帳などのテキストエディタで作成できます。HTMLファイルの構造は次のとおりです。

<HTML>
<HEAD><TITLE>
タイトル</TITLE></HEAD>
<BODY>
本文
</BODY>
</HTML>
解説
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5.2 基本タグの説明

  1. <HTML>〜</HTML>
    HTML文書であることを示します。
  2. <HEAD>〜</HEAD>
    ヘッダ部であることを示します。この部分に次のタイトルを必ず記述します。
  3. <TITLE>〜</TITLE>
    ここに書かれた文字がタイトルとして扱われ、ブラウザのタイトルバーに表示されたりブックマークのタイトルになります。
  4. <BODY>〜</BODY>
    ここに書かれたものが本文として扱われ、ブラウザの表示部に表示されます。
 通常のHTMLファイルには必ずこれらのタグを記述するようにします。

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5.3 必要最小限のタグ

5.3.1 ページ全体に関するもの

 ページの背景や文字の色は <BODY>STYLE属性で指定します。
指定するものSTYLEのプロパティと値
背景色background:色
背景画像BACKGROUND:URL(画像ファイル)
本文の文字の色color:色
 使用例:<BODY STYLE="background:white;color:green">
 指定しないものは見る人のブラウザの指定によります。

 色の値はここを見て下さい。

5.3.2 文字に関するもの

 文字の色や大きさは <BODY>や<DIV>や<SPAN>STYLE属性で指定します。
指定するものSTYLEのプロパティと値
文字の色color:色
大きさfont-size:大きさ
大きさは200%のように割合で指定することをお奨めします。
行間隔line-height:行間隔
行間隔も120%のように割合で指定することをお奨めします。
その他font-weight:boldで太字
font-style:italicでイタリック体

使用例:<SPAN STYLE="font-size:200%;color:blue;font-weight:bold">ここの文字は2倍の大きさで青色で太字</SPAN>

 改行すべきところには<BR>を入れます。これには終了タグは不要です。また改行させたくない部分は<NOBR>〜</NOBR>で囲みます。

5.3.3 配置に関するもの

 <CENTER>〜</CENTER>で囲まれた部分は、中央揃えで表示されます。
  (HTML4.01ではスタイルシートの使用が推奨されています。6章の「6.2.2 文章の位置を指定する」を参照して下さい。)

 <DIV>,<Hn>,<P>タグはALIGN=centerを指定することで、中央揃えで表示できます。またこれらのタグは、ALIGN=right(left)で右(左)揃えで表示することもできます。

5.3.4 リンクに関するもの

 リンクに関するタグは<A>〜</A>です。属性により次のように応用します。

5.3.5 画像に関するもの

 画像を貼り付けるタグは<IMG SRC="パス/画像ファイル名">ですが、次の属性を付属することにより見易くなります。
属性説明
WIDTH=xxx
HEIGHT=yyy
画像の大きさ(幅=xxx、高さ=yyy)をピクセル単位で指定することにより画像が読み込まれなくても画像のスペースが確保され、レイアウトが途中で変化しません。
ALT="説明"画像が読み込まれるまで、"説明"が表示されます。リンク画像の場合には、リンク先を書くことにより画像の読み込みが完了しなくても分かるページができます。

5.3.6 TABLEタグについて

 <TABLE>タグは表形式で表示する場合に使います。その基本形式は次のとおりです。
<TABLE BORDER=1>
<TR><TD>セル1−1</TD><TD>セル1−2</TD></TR>
<TR><TD>セル2−1</TD><TD>セル2−2</TD></TR>
</TABLE>

(</TR>と</TD>は省略可能ですが、セルの中にさらに表を入れる場合は、中側の表の</TR>と</TD>は省略しないようにしましょう。ネットスケープで表示が乱れます。)


上のように記述すると、次のように表示されます。
セル1−1セル1−2
セル2−1セル2−2
 すなわち<TR>〜</TR>で行を指定し、<TD>〜</TD>で行の中を分割したセルを指定します。

 次に、属性によって表を修飾してみましょう。(タグに属性を付ける場合は属性の前に半角スペースを1個付けます。)

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