第5章 写真を奇麗にする
5.1 画像のトリミング
5.2 画像の調整
5.3 画像の縮小
5.4 画像の保存
 
 デジカメで撮影した写真はそのままでもホームページの写真として使えますが、見栄えを良くして寸法を調整し、ファイルサイズをできるだけ小さくして、ホームページに最適な画像に仕上げましょう。ここでは、レタッチソフトとして Hyper Paint と Dibas32 を使い分けて説明しています。

5.1 画像のトリミング(Dibas32を使います。)

 主題を引き立たせるために余分な部分を切り取ります。写真が主なページであれば、画面の縦・横の比率は2:3が良いでしょう。(これはあまり重要ではありませんが、沢山の写真を見せる場合は画像の大きさが揃っていた方が良いでしょう。)

 「トリミング・ツール」を使ってサイズを確認しながら実行します。画像が傾いている場合は、トリミングの前に、「編集」−「回転」で角度を指定して修正します。

5.2 画像の調整(Hyper Paintを使います。)

(Hyper Paintはメニューがすべてアイコンで、馴れないとどこに何があるか分かりません。ヘルプを良く読んで使いましょう。)

 フィルターを使って次の項目を調整します。

 調整のポイントは次の通りです。 (これらは、Dibas32でもできますが、ぼかす機能がおおざっぱ過ぎて不自然になります。ぼかす必要の無い場合は Dibas32でだけで十分です。)

5.3 画像の縮小(Dibas32を使います。)

 ホームページに適する大きさに縮小します。写真1枚を表示する場合は600x400ピクセル程度の大きさが良いでしょう。この大きさであればモニターの解像度が800x600でも、スクロールせずに見ることができます。

 縮小は、「編集」−「サイズ変更」で双3次補間を使うと良い結果が得られます。これで縮小すると少しピントがあまい感じになるので、「フィルタ−」−「鮮鋭化」を実行します。このとき、「領域の設定・ツール」で主題だけを選んで鮮鋭化するのが良いでしょう。

5.4 画像の保存(Dibas32を使います。)

 ホームページに使用する画像のファイルサイズはできるだけ小さくして、快適に表示できるようにしましょう。写真は減色せずに JPEG で保存するのが、画質を保持してファイルサイズを小さくできます。

 JPEG で保存する時、「量子化」と「サンプリング」の数値を小さくするほどファイルサイズが小さくなります。「プレビュー」で画質とファイルサイズを確認しながら確定しましょう。私は、目安として、600x400ピクセルの画像で40〜50kB程度にしています。

 ファイルサイズを小さくするコツは、主題以外、すなわち背景や遠景をぼかすということです。また必要以上に鮮鋭化しないことも有効です。


作例
ここをクリックすると、デジカメで撮った写真を600x400に縮小した作品があります。遠景をぼかしてファイルサイズを38kBに抑えました。
 
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