日光滝巡りと戦場ヶ原 (2004年7月11日〜12日)
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7月11日
 中禅寺湖畔の宿の予約が取れたので、日光へ出かけた。日光といえばニッコウキスゲ、ニッコウキスゲといえば霧降高原、ということで一路霧降高原へ。しかしキスゲ祭りの期間内にもかかわらず花はすでに終わって何も無い。
 予定外の霧降りの滝を見に観瀑台へ。昔は滝の傍まで行けたのが、最近は道が崩れて遠くから眺めるだけである。立派な観瀑台が出来ていてゆっくりと眺められる。
 次の目的地の明智平へ。ロープウエイで展望台へ登ると眼前に中禅寺湖と華厳の滝、白雲の滝、さらには男体山までが広がっている。ベンチに腰掛けて滝を見ながら昼食にする。
 次に半月山へ向かう。半月山駐車場からは、足尾銅山名残の山々が裸の山肌を晒しているのが眺められる。駐車場から低い笹の生えた急な山肌を登る。はじめは半月山を目指した道は、山を迂回するような緩やかな道になる。薄暗い林の中を通っていると、これで展望の無いまま半月峠まで行って引き返すことになったら辛いなと思い出した頃反対からやってくる人から、中禅寺湖が眼下に広がる展望台が有ると聞いて元気が出る。
 林の切れ目に突然木組みの展望台が現れる。展望台に上がると眼下に中禅寺湖がその上に男体山が、左の方に戦場が原がその上に白根山が広がっていた。目を凝らすと戦場が原の向こうに湯滝が手前に竜頭の滝が見えた。

7月12日
 宿を8時40分に出発し、竜頭の滝へ。売店が開いたところだった。滝つぼを眺め、上流へ行き壮大な流れの所まで歩く。ここが半月山から眺めた所だろうと想像する。
 赤沼の駐車場に車を置いて、ズミの林の中へ入って行く。湯川に沿った自然研究路を湯滝方面へ進む。ホザキシモツケが湯川に沿って咲いている。湯川から離れて草原の中に入ると池塘の向こうに日光白根が見える。振り返ると男体山も見える。緩やかな起伏があるところに来るとバイケイソウが咲いていた。
 泉門池の手前で小田代が原方面へ笹に覆われた緩やかな起伏の山道を進む。小田代が原は鹿よけの柵に囲まれていた。回転扉を押して中へ入る。キツリフネが咲いている木道を進み少し開けた所まで来るとやっとアザミに会えた。昔はアザミが一面に咲いていたのに、そんな面影は全く無い。
 ハイブリッドバスの通る道路をしばらく歩き、また回転扉を押して小田代が原に入り自然研究路を辿ってしゃくなげ橋に戻ってゆっくりと湯川を眺める。
 赤沼駐車場から湯の湖まで車を走らせ、湯の湖の辺で宿で作ってくれた大きいおにぎりで遅い昼食を摂る。金精峠を越えて丸沼で遊び沼田経由で帰る。

霧降の滝 華厳の滝と白雲の滝 中禅寺湖 竜頭の滝 ホザキシモツケ 戦場ヶ原から日光白根を望む 男体山 バイケイソウ アザミとヒョウモンチョウ 湯川