冬の金沢と越前海岸 (2005年2月2日〜3日)
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2月2日
 快晴の調布を8時36分に出発したバスは、中央道をひた走って諏訪まで来るとまわりに雪が多くなった。岡谷トンネルを抜けると雪景色が広がり、空はいつのまにか灰色になっていた。
 北陸道へ入るとまた雪がちらついてきた。が、すぐにトンネルに入ってしまう。トンネルを抜けるとさすがに日本海、どんよりとした曇り空から雪が落ちてきて灰色の世界だ。ちらりと見えた海は空と一体となって灰色で区別がつかない。白いものが動いて海だとわかった。雪が激しく窓を打つ。信州の雪景色とは一変する。一口で言えば灰色一色。
 宿には早めに着いたので、夕方の金沢の町を少し散策した。宿を出て市役所の前を通り兼六園の入り口に行ってみると門が閉まって入れない。隣の石浦神社に行くと若者が大勢いた。節分の豆まきが終わったばかりのところだった。
 金沢城公園は入れるのだろうかとお堀通りを行ってみると、石川門には道路の反対側から橋を渡らないと入れないので止めて、香林坊の方へ行ってみる。
 中央公園に入ってみるが雪しかないのですぐ出る。KOHRINBO 109の横を通り抜けて長町武家屋敷跡へ行くと道が鍵形に曲がり忍者が出そうな雰囲気だ。

2月3日
 金沢の朝は遅い。6時はまだ真っ暗だ。6時半に朝食を摂り7時45分に宿を出発し兼六園へ。ちらちらと雪が降っており、兼六園に着いて土産物屋の傘をさして案内人に従って園内を周る。
 雪吊りされた唐崎松に今朝の雪が積もっており、正に冬の雪景色である。亀の形をした蓬莱島を見て霞ヶ池の周りを回って日本最古の噴水を見る。その間に太陽が出てきて雪が輝いてきた。
 青空を背景に雪吊りを撮影して、琴柱灯篭の写真を撮っていると木に積もった雪がドサッと頭に落ちてきた。
 東尋坊だけは風が強い。近くまでは風が無く今日は先端まで行けるかなと思ったが、海岸に出ると強い風が吹いていた。千畳敷や三段岩を撮影する。太陽も顔を出し明るい日本海だ。
 越前海岸へ向かう。水仙の葉だけが崖に生えている。花はすでに終わっており緑だけしか見えない。花は12月に咲いてしまったそうだ。伊豆半島の爪木崎の水仙は1月にも咲いていた。ここの水仙は早い。海岸には花は無かったが、水仙ドームに入ると甘い香りが漂っており水仙が沢山咲いていた。
 水仙を見終えて国道を南へ走り、敦賀インターチェンジから高速道路に入って帰京した。


石浦神社 金沢城公園 武家屋敷 唐崎松 亀島 噴水 雪吊り 琴柱灯篭 東尋坊 水仙